【持ち込みバイク買取】
11の注意事項と失敗しない
買取の準備と コツを解説!
1) 持ち込みバイク買取での準備は?気を付けることって?
バイクをお店に直接持って行って売る場合、どんな準備がいるのか、何に気を付けたらいいのか、初めてバイクを売る人は心配ですよね。実は持ち込みでバイクを買取してもらう注意点は簡単です。
自分に合った売り方と出張買取との違いを理解するだけです。
この記事ではお店にバイクを持ち込みする際に気を付けること、知っておいた方が良い注意点をまとめました。この記事を読めばお店にバイクを持ち込んで買取してもらっても失敗しない知識が身に付きます。
2)持ち込みバイク買取に向いている人
バイクを売る方法は大きく分けて2つあります。ネットや電話で連絡して査定員が自宅に来てくれる【出張買取】と直接お店にバイクを持って行く【持ち込み買取】のどちらかの方法で買い取ってもらいます。以下の項目に一つでも当てはまる人は出張買取よりも持ち込み買取のほうをお勧めします。
【ネットやチラシだけで知った業者は不安】
店舗はお店の顔というだけではなく、そこに存在し、逃げも隠れもせず責任を取ってくれるという信頼の証でもあります。ネットやチラシに乗っている業者は何となく不安。という人はお店に直接行く持ち込み買取が向いています。
【近隣の知っているお店で売りたい】
近隣のお店、顔見知りや知り合いのつてがあるなら高く買い取ってくれる可能性がありますし、融通を聞いてくれる場合もあります。知っているお店、気に入っているお店がすでにあるならまずそちらに持ち込み査定を依頼してみましょう。
【しつこい営業をされないか不安】
出張買取の場合、買取額が納得いかなくて断ったのにしつこく粘られるというケースも中にはあるようです。遠くから来てもらっているという負い目や自分の家を知られているという不安も背景にあるようです。持ち込みであればしつこい営業をうけても、自分が帰るだけなので「家の用事があって」と理由をつけてさっさと帰ることができます。
3) 【持ち込みバイク買取】11の注意点
3-1 ) 持ち込みだから高く売れるわけではない
出張買取は移動費や人件費がかかるから、持ち込みのほうが高く買い取ってくれるだろうと考える人がいるようです。結論から言うとどちらも変わりません。
出張買取を行う店舗では出張買取に適した販売ルートや利益の上げ方があります。基本的には出張買取も持ち込み買取も査定額に大きな差はありません。
3-2 ) 持ち込みを対応していない店舗もある
バイク買取店ならどこでも持ち込み可能なわけではありません。出張買取を専門にしているお店もあります。そういうお店の場合、査定員が外出しているのでお店に持ち込んでも査定ができません。
持ち込みでバイクを売るときはお店への持ち込みが可能かどうか確認しましょう。
3-3 ) 予約はした方が良い
持ち込みバイクはアポなしでも査定を行ってくれるところがほとんどですが、時間の効率を考えれば【予約がおすすめ】です。
予約なしで行った場合は他の業務や先に来ていたお客さんの対応で後回しにされる可能性があります。査定できる人が出かけていたり、お店が休みになっていたりなんていうこともあります。
せっかく時間と労力を使って訪問するのですからお店の都合の良い時間くらいは確認しておきましょう。
3-4 ) 混雑する日を避ける
アポなしで行くなら平日がおすすめです。土日や祝祭日はお店も混みやすいです。
混んでいると長時間待つだけではなく、店員さんも忙しいのでゆっくり話を聞くことも難しくなります。お店の混雑具合も想定して持ち込む日程を決めましょう。
3-5 ) 時間と燃料と労力を考えておく
バイクに乗っていくまたはトラックに載せていく場合でもそのためのガソリンと時間がかかります。
査定や買取交渉、複数店舗を回ればその分だけたくさんの燃料と労力を使うので、お店までの距離や行き来の回数も考えておきましょう。
3-6 ) バイクが動くか確認する
しばらく乗っていないバイクを売るときはあらかじめ動くかどうか確認しておきましょう。
乗っていた時は問題ないなくても長い時間放置されていると劣化が進み動かなくなっていることがあります。
日程を決めても当日動かないとお店まで持っていけないのでバイクが動く状態かどうかは確認しておきましょう。
3-7 ) 帰りのことも考えておく
バイクを売ることばかり考えていると、ついうっかり忘れてしまうのが【帰りの移動手段】です。
バイク買取が即決、その場で売れてしまうと帰りの足がなくなってしまいます。
お店によっては帰りの交通費を出してくれたり、送ってくれたりというサービスをしてくれる場合もあるようです。帰りの交通手段がない場合はお店に相談してみましょう。
3-8 ) 必要書類は用意しておく
もしすぐ売ることを前提に持ち込むのであれば必要な書類を用意しておけば自宅と往復する必要がなくなります。
必要な書類はお店によって多少違いはありますが基本的にはこのサイトの下部にもまとめてありますので参考にしてください。
3-9 ) 持ち込み先は自分のバイクに合っているか
中古バイク買取店はお店によって得意なジャンルがあります。
バイクの種類だけではなく動かなくなったバイク買取が得意なお店、改造されているバイクの取り扱いが得意なお店などがあります。
バイクは得意な分野のほうがお金に換えやすいので高く買い取ってくれる可能性があります。お店の特徴は自分のバイクに合っているか、お店の取り扱っているバイクの情報を調べておきましょう。
3-10 ) 比較する店舗はあるか
なんでもいいから処分したい場合以外、できるだけ高く買取してほしいと思います。
1店舗だけでは買取価格が適正か分かりません。比較するものがないので良いのか悪いのかがわからないのです。
持ち込みでも3つ以上のお店はピックアップしてそれぞれに査定を依頼しましょう。
3-11 ) キャンセル可能か確認しておく
出張買取の場合は訪問販売同様にクーリングオフが使えるのですが、自分からお店に行く持ち込み買取の場合は適用されません。
売買契約が成立すれば基本取り消しはできません。しかし一部のお店ではキャンセル可能期間を設けているところもあります。
売買契約をする際にはキャンセルについても確認しておきましょう。
4) 持ち込みバイク買取の手順
4-1 ) 持ち込みバイク買取の流れ
持ち込みバイク買取での手順は以下のようになります。
お店を選ぶ → バイクを持ち込む → 査定 → 買取交渉 → 売買契約 → バイク引き取り
4-2 ) 【お店を選ぶ】
買取してくれるお店を調べて情報を確認します。分からないことはお店に直接問い合わせましょう。
・お店の場所
・持ち込み買取が可能かどうか
・営業日
・混雑状況と予約が可能かどうか
・日程を決める
4-3 ) 【バイクを持ち込む】
運搬方法として自分で乗っていくのか、トラックなどに載せて行くのか、帰りの交通手段を含めバイクの持ち込み方法を決めます。
4-4 ) 【査定】
買取店の査定員がバイクの状態を確認し査定。買取金額を出します。査定は主に劣化状態を確認し、どのくらい修理が必要か、人気のある車種やカスタム、部品など商品価値としてバイクの状態を見ます。
4-5 ) 【買取交渉】
提示された買取金額について納得できれば売買契約となります。納得がいかない場合は査定の内容を聞きましょう。他に複数店舗で査定をしてもらうと適正価格が分かりやすいです。
4-6 ) 【売買契約】
売買契約書を交わします。成立すればバイクは業者のものとなります。キャンセル制度の有無や必要な手続きについて確認しておきましょう。
4-7 ) 【バイク引き取り】
引き取られたバイクの扱いは業者によって異なります。オークションに出される、店頭で販売する、解体して使える部品だけ取り出すこともあります。
5) 持ち込み前にバイクの準備
5-1 ) 【バイクが動くか確認】
バイクが動くかどうかによって査定内容、持ち込む買取業者の種類、バイクの運搬方法について考えなくてはなりません。まずはバイクのエンジンがかかり、乗れる状態かどうかを確認しましょう。
5-2 ) 【車体をきれいに】
バイクの買取査定前には清掃しておくことが基本です。汚れたままのバイクは劣化状態の評価も悪くなりますし、大事にされていない、メンテナンスされていないという印象も悪くなります。
5-3 ) 【必要な部品をそろえる】
カスタムしている場合や付属の部品がある場合は一緒に持っていけるように準備しておきます。必要に応じて部品を取り換える場合があり、査定内容に影響します。特に純正品の部品を持っているのであれば揃えておきましょう。
6) 書類の準備
6-1 ) 書類を準備する注意点
バイクを売るときの書類の注意点は以下の2つです。
・バイクを売る人(自分)が成人か未成年か
・バイクの名義は自分か他の人か
これに当てはまる場合は特別に必要な書類が増えるので注意が必要です。
6-2 ) 基本的な書類
バイクを売る本人(自分)が成人であり、バイクの名義も自分である場合、基本的に必要とされる書類は次の通りです。
・標識交付証明書
・車検証
・自賠責所検証
・印鑑
・身分証明書
これらはバイクの売買をする際に法的に必要な最低限のものです。買取業者によって別途そろえてほしいもの、身分証明書の指定をする場合もありますのであらかじめ確認しておきましょう。
6-3 ) 未成年に必要な書類
未成年が売買契約を行う際には【親権者の同意】が必要になります。
親権者に同行してもらうか、事前に業者が指定した様式の書類に【親権者の同意】をもらっておきます。同意書は大手買取業者はホームページでダウンロード可能な場合もあります。
小規模な買取業者は直接お店に問い合わせて確認しましょう。
6-4 ) 名義が違う場合に必要な書類
バイクの名義が違うということは本来の持ち主ではないということになります。
この場合バイクの持ち主【バイクの名義人】がバイクを売っていいという【委任状】が必要になります。
名義人と同行してもらうか御者が指定した書式の委任状を作成して持っていきます。委任状もホームページ等でダウンロード可能な場合もあります。
分からなければお店へ直接問い合わせて確認しましょう。
7) バイクを高く買い取ってもらうコツ
7-1 ) 劣化を感じさせない工夫
中古バイクの買取はどれだけ劣化しているか、逆に言えば【どれだけ新品に近いか】という点が重要になります。
できるだけ最初の状態に近づけるということ視点で最低限のメンテナンスはしておきます。洗車はもっとも簡単で基本的なメンテナンスです。
タイヤの交換や車体の傷、凹みの修繕も可能であれば行いますが、あまり費用が掛かる場合はメンテナンスした分買取価格に反映されるとは限らないので無理にはおすすめしません。
7-2 ) 日頃のメンテナンスアピール
中古バイクの品質は日頃のメンテナンスによって変わります。
査定員もすべてを完全にチェックできるわけではありません。今まで行ってきた日頃のメンテナンスや丁寧に扱ってきた部分は査定員伝えておきましょう。ただし、必要以上に話を盛ったり嘘をついらりするのはやめましょう。
中古バイクは販売前にメンテナンスをします。嘘をついても分かってしまいます。
7-3 ) バイクの特徴に合う買取業者を選ぶ
中古バイクは業者の得意とする車種、ジャンルによって買取価格が変わります。値が付かない廃車決定のバイクを他のお店に持っていったら値が付いたという話はよくあります。
特定のジャンルに強い業者は販売ルートを持っているので高く買取しても利益を出すことができます。
解体や部品販売のルートを持っている業者は廃車同然のバイクを買い取っても利益を出すことができます。
バイクは車種、ジャンル、状態によって得意な業者とそうでない業者があることを念頭にお店を選びましょう。
8) 持ち込みバイク買取での注意事項まとめ
バイクを売る際に、自分の知っている地域で安心して売りたいという人には出張買取より持ち込み買取のほうが向いています。
持ち込みバイク買取ではお店の開店・混雑時間を調べ、必要書類を揃えて準備しておくことで無駄な時間や労力をかけなくて済みます。
バイクを売る際、そのバイクは商品になるわけですから洗車やメンテナンスは最低限行いましょう。バイクは相性が良い業態のお店に持っていくと、高く買い取ってもらえる可能性があります。
大切なバイクだからこそ、きちんとしたお店と価格で買取してもらうために今回の記事を参考にしていただければと思います。